整骨院のホームページで
集客できない4つの理由
この記事では一般論を並べる代わりに、まずこのサイト自身のアクセス数を公開します。 ホームページを売っている側のサイトが、公開1ヶ月弱でどれくらいの数字だったのか。 そのうえで、集客できない原因がどこにあるのかを4つに分けて整理します。
まず、このサイトの数字を出します
このサイト(temotopage.com)はドメインを取得したばかりで、Google Search Consoleで計測を始めたのが2026年7月24日です。 下の数字は2026年8月12日時点、直近28日間の実測値です。
| 指標 | 実測値 |
|---|---|
| 合計クリック数 | 4 |
| 合計表示回数 | 41 |
| 平均CTR | 9.8% |
| 平均掲載順位 | 23.1位 |
1ヶ月弱で4クリックです。記事は当時8本ありました。 ページ別に見ると、こうなります。
| ページ | クリック | 表示 |
|---|---|---|
| 整体院ホームページ 信頼される書き方 | 2 | 16 |
| 整骨院ホームページ 自作 | 1 | 8 |
| 整骨院 開業準備 | 1 | 1 |
| 整骨院 集客方法 | 0 | 6 |
| 整骨院 広告規制 | 0 | 5 |
| トップページ | 0 | 3 |
| 整骨院 予約システム比較 | 0 | 2 |
「ホームページを作れば集客できます」と書いている会社のサイトが、実際どれくらい見られているのかは まず表に出てきません。作った直後はこの程度から始まる、というのが実態です。 ここを隠したまま「集客できないのは作り方が悪いから」と書くのは、誠実ではないと考えています。
集客できない理由は、たいてい次の4つのどれかです
① 順位が2ページ目以降にあり、そもそも見られていない
上の表で、平均掲載順位は23.1位でした。検索結果の2ページ目です。 表示回数41に対してクリック4というのは、見つかってはいるが、クリックされる位置にいないということです。
クエリごとに分けると、もっとはっきりします。同じ時期の実測値です。
| 検索キーワード | 表示 | 掲載順位 |
|---|---|---|
| 整体 ホームページ 胡散臭い | 5 | 4.6位(1ページ目) |
| ペライチ | 1 | 12.0位 |
| 整骨院 ネット予約 システム | 1 | 39.0位 |
| 整骨院 集客 方法 | 5 | 52.2位(6ページ目) |
「整骨院 集客 方法」で52位です。この順位にいるあいだは、 タイトルを工夫しても、文章を書き直しても、クリックは増えません。誰も6ページ目まで見ないからです。
タイトルや文章の改善に意味があるのは、20位以内に入っている記事だけです。 50位の記事に手を入れるのは、順番が違います。 ご自身のサイトで「集客できない」と感じたら、まずSearch Consoleでクエリ別の順位を見てください。 順位が分からないまま文章を直すのは、当てずっぽうです。
② 勝てているキーワードは、そもそも検索されていない
上の表で唯一1ページ目に入っていたのは「整体 ホームページ 胡散臭い」で、4.6位。 CTRも20%ありました。ただし表示回数は5回です。 28日間で5回しか検索されていないキーワードで1位を取っても、来院にはつながりません。
整骨院のサイトでも同じことが起きます。「○○市 整骨院」のような競争の激しい言葉では上位に届かず、 届く言葉は誰も検索していない。この2つの間で挟まれるのが、公開してしばらくの状態です。
③ 患者さんは、検索結果より先に地図を見ている
「近くの整骨院」を探すとき、多くの場合まず出てくるのは地図です。 ここに出るかどうかを決めているのはホームページではなく、Googleビジネスプロフィールです。
Googleは、ローカル検索の掲載順位が「関連性」「距離」「視認性の高さ」の3つで決まると公表しています。 そして「Google のローカル検索結果で上位に表示されるようリクエストしたり、料金を支払ったりすることはできません」とも明記しています。 つまりここは、お金では買えない代わりに、情報を埋めて口コミを集めれば誰でも取り組める領域です。
ホームページを作っても集客できない院の多くは、ホームページの前段にあるこの入口が空いています。 手順は整骨院のGoogleビジネスプロフィール完全ガイドにまとめました。
④ 書けることが、法律で限られている
整骨院・整体院のホームページは、書ける内容そのものに制約があります。 柔道整復師法・あはき法にもとづく広告のガイドライン(令和7年2月18日 医政発0218第1号)では、 広告できる事項が限定列挙されており、技能・施術方法・経歴は広告できません。
「必ず治る」「○○専門」「No.1」「保険適用でお得」といった、集客に効きそうな表現ほど使えません。 他院や他の医療を否定する書き方も、比較優良広告になりえます。 集客記事によくある「強い言葉で差別化する」という定石が、この業界ではそのまま使えないということです。 詳しくはホームページに書いていい表現・ダメな表現にまとめています。
ホームページは「見つけてもらう」道具ではありません
ここまでの①〜④を踏まえると、役割の整理がつきます。
| 段階 | 主に効くもの |
|---|---|
| 見つけてもらう | Googleビジネスプロフィール、地図、紹介、看板 |
| 選んでもらう | ホームページ |
| 予約してもらう | ネット予約、LINE、電話 |
ホームページが担っているのは真ん中です。 地図で見つけた患者さんが、料金・場所・雰囲気・誰がやっているのかを確認して、 「ここでいい」と決めるための材料を置く場所です。
ですから「ホームページを作ったのに集客できない」の多くは、 ホームページの出来の問題ではなく、その前後がつながっていないという問題です。 見つける入口がない。あるいは、見て納得したのに予約する手段が電話しかない。
GoogleビジネスプロフィールにホームページのURLが登録されていない。
ホームページに料金が書いていない(患者さんが最初に見るのは料金です)。
予約の導線が電話番号だけで、営業時間外に見た人が何もできない。
この3つは、記事を増やすより先に埋まります。
明日からやるなら、この順番です
- Googleビジネスプロフィールを埋める。無料で、いちばん効きます。 営業時間・写真・メニュー・ホームページのURLまで(口コミの集め方もここに含まれます)
- ホームページに料金と場所とアクセスを書く。迷ったらここが最優先です
- 予約の入口を、電話以外にも用意する。 営業時間外に見た人が、その場で予約を終えられる状態にします(電話のみで取りこぼす3つの場面)
- Search Consoleを入れて、クエリ別の順位を見る。 直すべき記事かどうかは、順位を見てから決めます
- ここまで終わってから、記事を増やす
集客の手段全体の比べ方は整骨院の集客方法6つを比較した記事に、 予約の入口をどう作るかは予約システムの無料プランを4社ぶん調べた記事にまとめています。
どのくらいで結果が出るのか(正直な見通し)
冒頭に出したとおり、このサイトは1ヶ月弱で4クリックでした。 ドメインを取ったばかりで検索エンジンからの評価がなく、狙ったキーワードでも50位前後にいます。
経験から言えることは2つです。ひとつは、順位がつくまで1〜2ヶ月はかかること。 公開してすぐ数字を見て「効果がない」と判断するのは早すぎます。 もうひとつは、検索だけで安定して集客するには記事が数十本の規模になること。 数本の記事でどうにかなる話ではありません。
だからこそ、①〜④のうち③(Googleビジネスプロフィール)が最初に来ます。 こちらは記事の本数と関係なく、埋めた分だけ効きます。
まとめ
- このサイトも公開1ヶ月弱でクリック4/表示41/平均掲載順位23.1位だった(2026年8月12日・28日間)
- 2ページ目以降にいる記事は、文章を直してもクリックは増えない。まず順位を見る
- 1ページ目に入れたキーワードは、検索需要が小さいことが多い
- 患者さんは地図から探している。Googleは順位を「関連性・距離・視認性の高さ」で決めており、お金では買えない
- 整骨院は広告のガイドラインで書ける内容が限られる。強い言葉で差別化する定石が使えない
- ホームページの役割は「見つけてもらう」ではなく「選んでもらう」
- 順番はビジネスプロフィール → 料金と場所 → 予約の入口 → 計測 → 記事
「選んでもらう」と「予約してもらう」を、ひとつながりにしませんか
「カヨクル」は、整骨院・整体院向けのホームページテンプレートと予約システムをセットにしたものです。料金表・アクセス・院の紹介といった、患者さんが判断に使う項目があらかじめ枠として用意してあります。
予約システムは体験用のデモでお試しいただけます。架空の院の設定で動作するので、実際の予約は発生しません。
ローカル検索の順位についてはGoogleの公式ヘルプ(https://support.google.com/business/answer/7091)、 広告の可否については柔道整復師等の広告に関するガイドライン(令和7年2月18日 医政発0218第1号)を参照しています。 広告表現の判断に迷う場合は、管轄の保健所または専門家にご確認ください。